新人時代は皆、なにもかもがフレッシュで、すべてが新しい経験で、自分の成長意識も高く、謙虚にどんな仕事にも取り組んでいたものです。
それが数年経ってくると仕事にも慣れ、代わり映えのない仕事に飽き、「自分はできる」という思い込みから
仕事を選び出す人がでてきます。
というか、そういう人がほとんどだと思います。
なまじ中途半端に実力がある人ほど「カッコいい仕事」「楽で美味しい仕事」「見返りの大きい仕事」を優先して
今までやってきた「そこまでカッコ良くないし、大変だけど意味のある仕事」を軽視し出します。
楽でカッコ良くて美味しい仕事なんて、どこでも誰もがやりたいので、よほどの人でない限りそんな仕事ばかり回ってくるわけないですよね。
苦労して、大変でも達成感のある仕事が自身を成長させ、実力と本当の自信をつけて次の仕事につながっていくものだと私は思います。
今日、仕事で一人を次の大きなプロジェクトのメンバーから外しました。
正確には外したのは私ではなくてクライアントなのですが、私がその人に伝えました。
一度は決まっていた仕事でしたが、当時からその人は「これが嫌」「あれも嫌」という要望を言っていました。
そういった事が影響したのかは分かりませんが、プロジェクトの最終メンバーにその人の名前はありませんでした。
一度は決まっていた話をひっくり返してきたクライアントもクライアントなのですが、
やはりその原因は外されたその人自身にあるのだと思います。
プロジェクトに選ばれた他のメンバーは、やはり地道な作業が必要な仕事をちゃんと続けて来ている人たちで、
中にはそんなカッコ良くない大変な仕事は嫌だなーって思っている人もいると思いますが、自分が求められていると分かってちゃんと貢献してきた人たちや、仕事を選べる立場ではなく何でも喜んでやりますっていう人たちです。
私が傍から見ていても、そういう頑張っている人たちと仕事をしたいと思いますよね。
「それは私(達)の仕事ではない」
前の職場でもそう言って地道な仕事をしない人がいました。
昔の良かった時代に一人だけ取り残されて、今も自分はその高みにいるのだから、そんな地味な仕事をやって自分の価値を落としてはいけない。
そういう人は「プライドがある」と言いますが、結構やりたくない言い訳だったりします。
私が大好きで良く観ているYouTubeの「両学長 リベラルアーツ大学」の動画の中で、めちゃくちゃ初期の動画なのですが
「原因自分論で考える【人生論】」
という動画があります。
これは本当に真理を語っていると思いますよ。
人間、被害者意識でいる方が楽なものです。
自分=可哀想で、相手=ひどい人間
そう言っていれば、自分は悪くないので被害者なのです。
でも、そういった話を掘り下げていくと、自分にも原因は必ずあるのです。
そこに気づかないのであれば成長できない。
同じことが繰り返されるだけ。
かつての私もそうだった!(今よりずーっと気の強い女だったw)
だから逆に、どんな仕事でもニコニコ頑張って結果を出せる人は本当に凄くて稀有な人だと思います。
そういう人が一人でも会社にいると全然違う。
自分の願望の為だけに仕事関係者を振り回して、どんどん干されてしまってきた人。
今日が人生で一番若い日(by 両学長)なので、楽な方(被害者意識)に逃げないで
「原因自分論」でこれから先の人生に活かしていってほしいなあと強く思います。