BACK TO MINE

ファッション好きなりのミニマル生活を目指して

断捨離・ミニマリストについて

前回、引っ越しの話を書いたので、その続きを。。。

 

前の家に引っ越ししたのはもう9年半も前の事。

(6~7年前だと思ってたら、解約の時に9年以上住んでたと気づいて恐ろしくなった)

当初はキレイなマンションの部屋を探していたのだけど、

この部屋の下見に来た時の第一印象は

「え、古っ。。。」

外からの見た目は古かった。

一階は飲み屋で、内見した部屋は二階。

オートロックも勿論ないし、外廊下。

エレベーターも勿論ない。

三階建てだったけど、マンションというより大きなアパートって感じ。

 

でも中に入ったら綺麗にリノベーションされていて、角部屋で日当たり最高で

なにより一番気に入ったのが収納がものすごくあったこと。

押し入れ三間半ありました。

レトロな雰囲気も気に入って、結局その部屋に決定した。

 

もともと和室だったのをフローリングにリノベしてるから、

押し入れはそのまま大きいままで、クローゼットだけでも一間半あった。

 

当時の仕事の関係もあって、洋服はものすごい量あったし、

その他の本やらCDやら諸々、全て収納に収まった。

というか、使っていない収納もあったほど。

 

でも、だんだんと年月が経つにつれ感じたことは

「収納が多いと、しまえばいいから物の整理をしなくなる」

ということだった。

 

例えば数年着ていない服、履いていない靴、読んでいない本、聞いていないCD、

引越し以来開いてもいないダンボールなどがクローゼットや押し入れに入っている。

そうして物がどんどん増えていく。

 

「収納が多い=良い事」 では決してないんだと気づいた。

 

そんなある時、友人がSNSで勧めていた本が気になり購入。

それはこんまりさんの

『人生がときめく片付けの魔法』

 

この本を読んで初めて「捨てる」という概念に気づいた気がする。

 

早速洋服を捨てることにした。

部屋の床に全ての洋服を出して、「ときめく物」と「ときめかない物」に分けた。

次に靴も分けた。

でも流石に捨てるのはもったいなくて、妹たちに一着千円で売った。

妹たちはすぐに来て、たくさん買って帰った。

それでもまだ余ったので、友達の女の子達を呼んでまた一着千円で売った。

 

売れたお金でル・クルーゼの鍋を買おうと思ってたら、

鍋が何個も買えちゃうくらいの売上になった。

実際は数百万くらい費やしてたお洋服たち。

一度しか着ていない服もたくさんあった。

なんて無駄遣いしてたんだろうって流石に思ったよね。

 

それからも小まめに着なくなった洋服は妹に売ったりしてた。

メルカリを知ってからは余裕で千円以上で売れるので、よく出品してた。

 

今年に入ってまたミニマリストの本を読んだ。

佐々木典士さんの

『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

 

この本を読んで、佐々木さんのブログを読んで、今度は食器を処分した。

使ってないお皿とかコップとか沢山あった。

 

おかげで今回の引っ越しの時は食器はすぐに片づけられた。

新居のキッチンにも難なく収まった。

 

本もたくさん処分した。

売りに行っても一冊5円にもならないんだけど、家にあってももう読まないならゴミと同じ。

そしてKindleを購入した。

それからはもう本は買っていない(漫画一冊だけ買っちゃったけど)

 

CDもDVDもほんの少しだけ残して全てBOOK OFFに売った。

ダンボール一箱送って、意外にも3500円くらいになった。

 

新居は前の家と比べて狭くなったけど新しくてキレイ。

また物も大分処分しました。

でもまだもう少し捨てられそうな。。。

 

私の捨てられなかった気質は、絶対に父親譲り。

実家に帰ると、母親がいつも愚痴っている。

娘たちが巣立った実家で、自分の書斎を手に入れた父親の部屋は

本や書類や教材で溢れかえっている。

書斎ではもう仕事はできないからと、リビングに色々と持ち込んでそのままにするものだから、母からしたら堪ったもんじゃない。

 

ペンが何十本もあって、消しゴムも何個もあって、CDもものすごい量があって。。。

祖父も捨てられない人だったけど、全て整理整頓して残していた。

でも父は捨てられないし整理整頓もできない。

 

なので今回の引っ越しの時に、実家にこんまりさんの本を送った。

願わくば父が「捨てる」楽しさを知ってくれると嬉しいなあ。